竹工芸家の紹介
妥協することなく、良いものを作る。 そんな想いで竹細工を作っています。
竹細工はひとつひとつ丁寧に作っています。
現在、日本の伝統的工芸品産業は、昨今の生活様式の変化や、海外からの安価な輸入品の増大等により、需要が低迷しており生産額の落ち込みに伴って、企業数・従事者数ともに減少が続いています。
経済産業大臣が指定する伝統的工芸品の品目数は、2025年(令和7年)6月19日現在時点で織物、漆器、陶磁器、和硝子など243点を数えますが、いずれの分野も高齢化が進み後継者の育成が喫緊の課題となっています。
大分県「別府竹細工」も例外ではなく、別府市竹細工伝統産業会館において、年間1~2名程度の後継者を育成する「竹工芸訓練センター」があり、順調に後継者が育っています。
海外に生産の場を求めるより、技術的にもレベルの高い国内の竹工芸家の作品を愛用していくことが「別府竹細工」のみならず「竹工芸」の発展に繋がるものと確信します。
重光玉齊さん

竹は古来、慶竹と呼称され竹稈の中で竹はその中に含まれています。
天然素材のもつ竹・飴色まで使い込む程に生まれた美しさを基調とする工芸家の創造は、長年の経験と感覚が生み出す手業による確かな技により、数多くの優れた作品を作り上げています。
特に煎茶道具や茶道具の制作においては即応ものとされ、茶人・数寄者に愛用される作品が生まれ続けています。
中岩孝二さん

竹工房かわさき 別府竹細工伝統工芸士。
網代編みの竹籠を主に制作。
「いつも自然に誘発された作品作りを心掛けています。今の新鮮な心を忘れないようにしようと続けているつもりです。」
森上仁(もりがみ じん)さん

メトロポリタン美術館にも出品している作家。
アメリカなどで人気を博している作家です。
網代編みという技法を活かしたオブジェが人気で、その繊細なプランターカバーが特徴。
大谷竹夢(おおや ちくむ)さん

ベテラン竹工芸作家で、その高度な技術には定評があります。
工房「SUI」さん

別府竹細工の伝統的な技法である「角物」を現代風にアレンジし、女性でなければ出来ないエレガントな作品を製作しています。